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コトブキヤ「ゼニス・ガール」
ゼニス・ガールは、「フロントミッション」を代表とするヴァンツァー・ゼニスの意匠をFAガールベースの素体に落とし込んだキット。
今回は、素体と武装状態の造形や可動範囲、組み立て時に気になったパーツのハメ合わせや合わせ目、武器の保持など実際に組んだ写真とともに紹介していければと思います。
結論から言ってしまうと、少々難があることは否めないものの、武装デザインと素体の魅力的な体系には、それを補って余りある魅力がある。そんなキットだと思います。
フロントミッション30周年記念
知られているようで、あまり知られていない、けどちょっと有名…な感じがするフロントミッション。
1995年に当時のスクウェアから発売されたロボット物シミュレーションRPGを端に発するシリーズで、国家間の戦争を題材にした硬派な設定とヴァンツァー(ロボット)のカスタマイズが魅力の作品です。
個人的にはFFやDQよりも好きなシリーズで、特に3rd,4th,5thは何度も周回して遊び倒しておりました。
5th以降は勢いを失い、"スライディング金的アクション"と悪い方向で話題になってしまった「LEFT
ALIVE」を最後にシリーズ終焉か…(そもそもシリーズとして扱うか微妙なことろですが)
と思いきやここ数年、ストラクチャーアーツのキットが発売されたり1st〜3rdがリメイクが発売されたりとしぶとく息が続いております。
さて、本キットのモチーフとなった「ゼニス」は初期機体・主人公機的なポジションで、旧作ファンにとってはお馴染み。
それにNidy-2D-先生デザインの美女が組み合わさるということで、とても楽しみにしていたキット。
では、眺めていきましょう。
素体
FAガールがベースになった素体としては珍しい、長身でグラマラスな体型。
特に太ももは歩くたびに「むちっ♥ むちっ♥」と聞こえてきそうな健康的な肉付き。
胴体側面のベルト締め付けられたお肉もまたよき。
FAガールと同等の可動域はありますが、太ももが腰のアーマーに干渉するため実際は少し狭め。
脚を左右に広げるのは難しいです。
アーマーを外せば可動域は広がりますが、思いっきり3mm穴が露出するのでやらないほうが良さげ。
アンダーゲートの影響もありそうですが、向う脛の合わせ目が結構目立ちます。
また靴(足首)パーツのはめ合わせキツく、合わせ目…というか完全に溝になります。
ダボ軸を斜めにカットしましたが、そもそもがかなりタイトであまり効果なかったかも。
逆にダボ軸を完全に切り落として接着したほうがぴったり組める…かもしれません。
表情は3種。(名称なし?)
それぞれつよいおねえさん・ママ・ギャルみを感じられる性癖お得セット。
どれもいい表情なんですが、笑顔系しかないのが少し残念。
戦闘中っぽさを感じられる真剣な表情も一つ欲しかったですね。
またタンポ印刷が少し荒いように思います。近づいたり、カメラを通して見ると少し残念な感じ。
そういえば顔パーツがランナーについたままだったので、いつもと違うところが担当したとかあるんでしょうかね。
個体差かもしれませんが、顔と頭部のはめ合わせがかなりキツく、そのままでは交換に一苦労。
対策として、顔パーツ側の板状の軸をマジ・スクでカンナがけするように削り、厚みを少し落としました。
(デザインナイフでも良いと思います)
同様に前髪と後ろ髪の羽目合わせもキツめだったので、ここも削って調整しました。
逆に左右の髪(エアインテーク部分)は緩めで、簡単に外れちゃいます。
オレンジのバイザーもポロリしやすくはめにくい(少し外側に角度つけるようにするとハマる?)ので、顔交換の度にバラけてちょっとストレス。
全体的に四角い軸になっている箇所のはめ合わせはキツめだったように思います。
塗装等で後でバラす予定があるなら、少し手間でも調整しておいたほうが良さそうです。
武装
頭部・前腕・脚部・胸部を交換、その他パーツを交換・追加して武装形態へ。
ゼニスのフォルムがうまく装甲に落とし込まれていて、素体のボリュームと相まって「取って付けた感」はありません。お見事。
胸部が装甲によってむにゅっと持ち上げられているような形になっていて素晴らしい。
スタンドは付属しませんが、自立が可能なバランスです。
特に肩のアーマーは、背部からジョイントで接続する形になっており、素体の肩の稼働を邪魔しない設計。
塗装派としては、このジョイントがPOMだったのが残念ポイントではありますが…。
胸部の左右のアーマーが可動するので、腕の動きを邪魔せず見た目以上に動かせます。
膝は90度よりは曲がるかな?という程度。
膝立ちもできなくはないですが、素体同様に太ももが腰アーマーに干渉するので外す必要があります。
腕は二重関節になっていますが、組み方がわかりにくいので要注意。
自身もNidy先生のポストを見つけるまで不完全な状態になっていました…。
写真のように上腕のパーツの奥まで押し込む必要があります。
説明書を見てもわかりにくく、またここも結構タイトなので気付きにくくなっています。
道理でポロポロ外れたわけだ…。
武器
武器はショットガンとライフルが1丁ずつ付属。
フロントミッションあるある装備。
ギミック等はありませんが、どちらも無難にカッコいい。
ライフルのスコープにはクリアパーツが使用されています。
ライフルはその長さもあってか保持に少し難があり、油断すると下向いちゃいます。
勘違いしてしまったところとしては、メカハンドではこれらの武器が保持できないことです。
このハンドパーツはストラクチャーアーツのゼニスVの武装を持たせる用とのこと。
武装状態でも通常ハンドパーツを使うのが標準なんですね…。
まとめ
振り返ってみると色々と難点が目についてしまい、万人にはオススメしにくいキットであることは確かです。
個人的には気になりませんが、アンダーゲートになっている箇所が多いことも苦手な方にとってはマイナスポイントになるでしょう。
定価¥11,000というのも、キット自体のクオリティからすれば少々辛いものがあります。
減点方式で採点すると50〜60点くらいになってしまいそうですが、それで締めくくってしまうのはもったいない魅力があるのも確かなんです。
ここはひとつ、映画「バトルシップ」のように加点方式でいこうじゃありませんか。
ねぇ(圧)
FAガールベースの組み慣れたフォーマット:+50点
ゼニスのデザインを武装に落とし込んだ見事な武装:+500点
Nidy-2D-先生デザインのむちむちギャルみママつよいおねえさん:+10000点
ヨシ!
デザインやコンセプト的にこれで終わらせてしまうには非常に勿体ないな、と思わざるを得ません。
ゼニスをライバル視するタカビーなフロストおねえさんとかぁ…
堅物ポンコツな強盾おねえさんとかぁ…
メカクレ不憫なガストおねえさんとかさぁ…
ねぇ?
ゲームのように色々な機体のパーツ組み合わせて遊びたいじゃないですか!
キミだけのおねえさんを組み上げろ!!
そんな感じで、諸々難点はあれど、個人的なツボを押さえまくったキットでございました。
儚い希望かもしれませんが、クオリティの改善とシリーズ化を祈念しつつ、1stのショップ店員セリフで持って、この記事を締めくくります。
テンキュー。