パトレイバーEZY File1 感想書き散らし 2026-05-16
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どうも、パトレイバーおじさんです。
パトレイバーEZY File1が公開となり、珍しく最寄りの劇場でも上映されると知り、せっかくなら観ますかってことで初日に行ってまいりました。
うーーーーーーーーん。
まぁ、面白くはあったと思うし、旧作知ってるとニヤつける要素も散りばめられていて、それを探すのも楽しかったんですが、ね。
Xで検索すると好意的な意見が多そうですが、それに頼りすぎ感は拭えないです。
100%旧作ファン向けの作品だったということなんでしょうけど、それにしてもたいぶくどい。間違っても新規層にはオススメできない作品。
旧作成分度外視の新規アニメとして観たら1~2話で切られそう。
そういう意味では劇場上映で3話セットにしたのは正解なのかもしれません。
あまり期待しないようにしてたんですが、それで正解だったなと思えちゃうのも寂しいもんやで。
ここから先はネタバレ含みで愚痴りますので、アレな方はバック推奨。
EPISODE ; 01 トレンドは#第二小隊
メンバーの紹介回でテンプレ展開ですね。
事件発生して出動掛かって各々がそれなりに活躍して、なんやかんやドタバタで解決ってやつ。
導入としては無難な流れ。
気になるのは、事前に公開されてたキャラの設定を活かせてない感。
主人公である十和がさんざん「射撃下手」と言われていたのに、最後は(機転を利かせた方法とはいえ)射撃で解決しちゃったし。
桔平もただの優柔不断な若者って印象しかないし、改めて公式サイトに載ってるキャラ紹介読んでもあんまりピンときません。
イングラムに関しての掘り下げがなく、駐在さん?の「ポンコツのほうが来るそうだ」的な発言があるだけで、40年稼働してるロートル機であるといった説明はなかったはず。
今回の敵役、汎用機であるヘラクレスパワードを抑えられず引っ張りまわされちゃうシーンは、その設定を脳内で唱えてないと違和感がすごい。
おまえ、タイラント2000の背中ひっぺがすくらいパワーあっただろ。
「ポンコツ」っていうのは機体と小隊を指したダブルミーニング…かと思ったんですが、多少バタつきつつも割と被害もなくいい感じに解決しちゃった感じで、かつて「第二小隊が通った後はぺんぺん草も生えない」などと言われていたときと比べるとインパクトに欠けるなぁ、と。
あとSNSを連想させるサブタイ冠しておきながら、SNSがちょっとした香り付けくらいにしかなってない。
無くても成立する、ってか途中で忘れてたよ。
EPISODE ; 02 閑中妄あり
平和な年明け、暇な待機任務、何も起こらず。
で、隊員たちが妄想で大事件を業務日誌に書き連ねていく。
パトレイバーらしいといえば、らしい回。だけど2話でやる内容じゃない。
まだキャラの性格どころか名前も把握しきれてないのにこれやられてもなって感じ。
もっと後半で「この人ならそれ書きそう!」って思えるくらい理解が深まってれば、もっと面白い回になったと思う。
そうでない状態で同じことの繰り返し(妄想書く→妄想映像→途中で退席→他隊員が見つける→続き書く…)で変化に乏しいプチエンドレスエイトを見せられるのは、わりときつい。
妄想の内容もキャラの設定があまり反映されていないような…わからん。理解が足りないだけ…?
「なにをやっとるかキサマらー!」ってぶっ壊してくれるキャラが欲しくなる。
こんな形で零式お出しされても嬉しくないな。
EPISODE ; 03 ホンモノが一番
File1の中では一番面白かった…というか約束された面白さ。
分かりやすく漫画版のメイキング・オブ・パトレイバー(ドラマ撮影を警備する回)が下敷きですよね。
あれ?このおじさんの声二又一成さんじゃね?と思ったらやっぱり進士さんで、合わせて太田さんも登場。
旧作のキャラが登場するのは嬉しくもあり、あーやっちゃったかー、な感もあり。
あのコンビ芸がまた復活したのは嬉しかったですが、取って付けた感は拭いきれず。
ルパンダイブ的なギャグ描写もちょっとサムさが先行してしまった。
またここでも十和がしっかり射撃を成功させちゃってるので、射撃下手って設定必要だったか?
劇場版2を思い返せば「FCSを使用してロックオンすれば、98%の命中率と聞いておりますが…」
ちゃんとロックオンしてるっぽい描写もあったしね。ミスマッチでは…。
ヘルダイバーも訓練機を云々した張り子の虎でしたー、以上触れられることもなく、「出しとけば嬉しいでしょ?」感が透けて見えるような…。
音楽良き
全編を通して川井憲次サウンドが心地よく、相変わらず素晴らしい。
EP1でヘヴィ・アーマー(劇パト1OP)のアレンジっぽい曲流れましたよね?
これこれ、こういうのだよ。
OPの「黎明Compass」(Mori
Calliope)は近未来を感じさせる楽曲で、サビが特に爽やか。青空の映像も相まって好印象。
VTuberかよ、と侮ることなかれ。
毎話ごとに清涼剤として流してほしかったくらい。
代わりにいまヘビロテしながらこの記事書いてます。
全体を通して
ファンサービスが軸になってて、他で肉付けされてる感じ。
「パトレイバーと言えばこれだよね!」をやりすぎで、わざとらしくてくどい。
そして、キャラが全体的に弱い。
十和以外の中身入れ替わっても成り立ちそうなくらい区別つかない。
ある意味現代の若者っぽさはあるかもしれませんが、そこをリアルにしてもなぁ。
キャラ像がぼんやりしてるから話にも起伏が生まれてない気が。
キャラ設定自体はええけど、その設定を活かしとらん。
結局、太田&進士のコンビ芸が一番面白い。
EP2でイングラムと隊員の掘り下げしてくれればよかったなぁ、と。
妄想させていただくと、「こいつももう40年モノだなー」「それがいいんですよ!」と整備員と駄弁りながら桔平がイングラムのワックスがけでもしてさ。それだけでもイングラムがポンコツ呼ばわりされる理由がわかるし、桔平のキャラも垣間見えて妄想で零式召喚したことにも説得力でるんじゃ?と。
…そもそも誰の妄想で零式出たんだっけ。
そして最後のケルベロス予告編パロ。
いや、笑ったけど、これいる?まさに「取って付け」で。
押井守ファンへのサービスを超えた媚か当てこすりに思えてきて、終わった瞬間スンッ…となり申した。
下品よ。
まとめ
そんなこんなでパンフもグッズも買う気にならず、静まり返った劇場からそそくさと退散してきました。
何年も待たされてこれかぁ…
が外に出て最初に浮かんだ率直な感想。わざわざ劇場で観るものじゃなかったな…。
GQuuuuuuXと対比してる方もいるようですが、あれはふざけてるようで大真面目にやってるから面白いんだと思うんですよね。
EZYは悪ふざけの域を出てないというか、下地ができてないのにふざけて浮いてる、そんなかんじ。
冒頭の保育園での寸劇で感じた共感性羞恥をずっと引きずってしまった感がある。
こうして内容反芻しながら感想を出力してみると、思った以上に不満だったんだなと自覚。
上映時間70分くらいだったけど、ある意味ちょうどよかったというか、これ以上はキツかった。
File2観に行くかはかなり微妙なライン。
どこかで配信されるなら行かないだろうな。
これが刺さる人には刺さるのは理解できる。
But, Not for Me.
パトレイバーというIPが続いてくれることは嬉しく思いますが、今回のコンテンツは手放しで楽しめなかったので残念。
新作ゲームのほうもある意味話題になっててなんだかなぁという感じですが。
まぁ、巷では割と好評なようなので、そういう意味ではよかったんじゃないかな。
ではまた。