「ラスキウス ストッキングカラー」レビュー 2026-04-09

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「ラスキウス ストッキングカラー」レビュー

諸君、私は透け塗装は好きだ

GSIクレオスから発売された「Mr.カラーLASCIVUS ストッキングカラー」。
「売り切れていた」的なポストもいくつか目に入ったので、結構な人気商品になっているようですね。

私がよく行く近所の店には入荷されず、他のホビーショップでも入荷した形跡が残されているのみで、入手し損ねていました。

美プラ塗ってて透け塗装に興味ない奴っている?
いねえよなぁ!!?

私は専らクリアカラーでストッキング的な透け塗装をしているので、無くてもいいかなと思い(強がり)つつも、発表されたときから気になってはいました。

透け塗装例
過去作。主にEXクリアブラウンとEXクリアブラック。

ここ数日で再入荷があったのかネット通販で復活しているところを見つけて、4種入手することができました。
普段は塗料をケチってテストなんぞしないのですが、流石にぶっつけで使う勇気はなかったので、珍しく試し吹きなんぞしてみましたので結果を残しておこうと思います。
少しでも参考になれば幸いです。

条件

ガイアの「サーフェイサーエヴォ フレッシュ」を下地として吹き付けた100均のプラスプーンをテストピースにしました。
エヴォフレッシュはそのまま肌色として使うにはちょっと薄いですが、透けの下地として普段からよく使います。

サーフェイサーエヴォ フレッシュ
これを肌と言うには少々「趣」が足りない

ストッキングカラーはいずれも「プロユースシンナー」で1:1に希釈。
ハンドピースは0.3mm。
以下の3パターンで塗装しました。

①ベタ塗り(2層)
②エッジを濃く、中心付近を薄くしたグラデ
③ゴールドパールベースを50%添加

トップコートは無しです。

ストッキングブラック

一番スタンダードなカラーがブラックでしょうかね。
瓶生の色味はブラックというよりジャーマングレーやFAGカラーのインナーブラックに近い感じ。(少し明るめ)
粘度が低く、瓶底に塗料が沈んだりしている感じはありません。

ストッキングブラック
こういう色すき

添加用のゴールドパールベースは金色のラメが黄色がかったクリアに混ぜられている感じ。

ゴールドパールベース
オレンジマーマレードみたい?

結果がこちら。

ストッキングブラック

黒ストはもう「これでいいじゃん」感。
公式が「繊維商社の側面もある」というだけあって、流石の調色。
一色でこの色味が出せるのはありがてぇ…。

ゴールドパールベースは50%添加だとさりげない上品なラメ感といった印象です。
全体的にほんのり黄色がかかった色味になりますね。
まぁ使用・未使用を並べて比べると分かる程度なので、単体で見たときに違和感を感じるほどではないと思います。

ブラック+ラメ

ストッキングブラウン

瓶生の色味はチョコレートやココアを思わせる色味。指突っ込んで舐めたい。
粘度もブラックと同等かな。

ストッキングブラウン
おいしそう

結果がこちら。

ストッキングブラック

赤に寄ったブラウンといった印象。
個人的な好みを言えばもう少し黒みが欲しいので、ストッキングブラックかクリアブラックを重ねてもよさそうだなって思いました。

ゴールドパールベース添加は、ブラックよりも黄色を感じやすいですね。
こちらも違和感はありません。

ブラウン+ラメ

ストッキングホワイト

瓶生は…まぁホワイトですね。ラスキウスのクリアホワイトよりも濃いホワイト。
ブラック・ブラウンよりも若干粘度を感じます。

ストッキングホワイト
普通のホワイトに見える

結果がこちら。

ストッキングホワイト

全部同じじゃないですか!?
ちがいますよーっ
もっとよく見ろ!

いや、すいません。
フレッシュが下地だと先の2種よりも重ねたときの変化がわかりにくいのでちょっと苦労しました。写真だとより分かりにくい…。
下地を褐色肌しとけばよかったかな…。

クリアホワイトよりも白が出やすいので、白ストだけでなく「肌と下着がほんのり透けてる白シャツ」的な表現にも使えそう。
露骨な透け、というよりはほんのりしっとり肌が透けて見える的な表現をしたいときに使ってみたいかな。

シャツ透け例
こういう、ね(これはGGXホワイト薄吹き)

どのみちこれ一本で塗り切るのはちょっと大変そうなので、通常のホワイトと組み合わせて使うといいかもなぁ、と思いました。
透けさせたい部分だけストッキングホワイトにするイメージ。

ゴールドパールベースのラメ感は一番わかりにくい…というか上手く乗らなかったというか…。
ラメラメさせたいなら50%よりも多く添加したほうがよさそうです。

ホワイト+ラメ
ラメどこ…ここ…?

ストッキングカラー使用感まとめ

ざっくり所感としては、「ソリッドカラーとクリアカラーの中間」といった印象です。

想像していたよりも隠蔽力が低く、2~3層重ねても下地が結構透けます。
重ねることで濃淡の調整ができるため、グラデーションも作りやすいです。
クリアカラーよりは隠蔽力があるため、比べると重ねたときの変化が大きいかな。
良く言えば少ない手数で濃淡をつけやすいですが、逆に繊細な調整は少し難しいかもしれません。

個人的には、ストッキングカラー同士で調色したり、クリアカラーを重ねて調整したり、という使い方になりそうだなと思いました。
クリアで割って濃さを調整してもいいかーも。

ゴールドパールベースはさりげないラメ感で上品さを醸したいときに良さそうです。
が、つや消ししちゃうと台無しになる予感がするので、トップコートしないか、ヌルテカツヤ透け塗装に良さそう。
光沢クリアに混ぜてトップコートとして使ったらどうかな。しらんけど。

ということで、透け塗装をするときの選択肢の一つとして採用!(偉そう)
クリアカラーよりも色が出やすいので、重ねる回数が少なくて済むし、塗膜を薄くできるのがいいですね。
特に関節部分は厚塗りしたくないので、これを上手く使っていけたらいいな。
ブラックの色味はほぼ文句無し。ほんのりクリアパープル混ぜてもいいかな~。

「透け塗装に挑戦してみたいな」と思っている方にもおすすめです。
ストッキングカラーをきっかけに透け塗装人口が増えるといいな。

すべての透け塗装に貴賎なし。
世に透け塗装あらんことを。

ではまた。

ブログ

なかのひと

とさか

とさか

@tosaka_plamo

旬を逃し勝ちなモデラー。
2022年に美プラにハマり、順調に沼に沈んでいます。
コトブキヤのメガミデバイスをメインに制作・改造・塗装を行っています。
カメラはNikon Z5 + TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXDがメイン。
アイコンはJinさん(@64768840)に描いていただきました。