画像の編集には「Affinity」がいいぞ 2026-03-24

画像の編集には「Affinity」がいいぞ

SNSに上げる画像のお話

SNSに画像を上げる際、みなさまはどのような手順を踏んでおりますでしょうか。
大別すればスマホかデジカメで撮影、そのまま撮って出しか編集ソフトやアプリで補正や編集を入れてからUP、という感じかなと思います。
私自身はケースバイケースで使い分けておりますが、特にプラモの完成品やフィギュアの写真を上げる際は、

  1. 一眼カメラで撮影
  2. RAWファイルをPCに転送
  3. 編集ソフトで補正・現像
  4. jpgに書き出しUP

という手順を踏んでいます。

編集ソフトの例としてはAdobeのLightroomPhotoshopが有名なところで、あとはカメラメーカーが提供するソフトなんかもありますね。

Adobeは多機能かつ高機能ですが、サブスク料金(月額1,480~9,080円)がかかるためちょっと手を出しにくかったり、後者は無償で配布されている場合が多いですが、例えば「文字入れたいな」とか「4枚組み合わせて1枚にしたいな」といった編集はできなかったりします。痛し痒し。

私はというと、ここ数年「Affinity Photo 2」というソフトを使用していました。

Affinity Photo 2
Affinity Photo 2

聞いたことない方が多いと思いますが、こいつは「Photoshopに匹敵する機能」が使える「買い切り」のソフトでございまして、先に上げた手順はすべてこのソフトで行っておりました。

Affinity Photo 2の画面
Photo2。所謂「ジェネリックフォトショ」

これと同じシリーズのDesigner(illustratorライクなデザインソフト)とPublisher(InDesignライクなDTPソフト)のセットがセール時1万円くらいだったので、かなりの高コスパだったのです、が…が!

そんなAffinityシリーズが、Photo・Designer・Publisherが「Affinity」として1本に統合、かつ無料ソフトとして生まれ変わっていました。マジかよ。


いやいや、無料つってどうせ機能制限があったりするんだろ~?
なんやかんやで課金させるんだろ~?

と、思い一通りさわってみたのですが、全然そんなことはなく。
むしろPhoto 2で放置されてるバグが修正されたり、より使いやすく改善されてたる部分があったりと、いや神かよ…。

Affinity画面
Affinityの画面。Photo2から大きくは変わってない。

厳密にはAIを使った機能(生成塗りつぶしや画像生成)を使うためにはCanvaのproプランに課金(年額8,300円)する必要があるみたいですが、そこを除いた機能が制限無しで使えます。

Canvaさん、太っ腹過ぎん?

AffinityのDLはこちら(Canvaのアカウント作成が必要です)
https://www.affinity.studio/ja_jp/get-affinity

Affinity

ということで、そのAffinityとやらで何ができんじゃいってのをざっくりご紹介。

RAWファイルからの現像

デジカメで撮影してる人向けになりますが、いわゆる「RAW現像」ができます。
非圧縮のRAWファイルのノイズ軽減、明るさ、色味、ホワイトバランスなどを画質劣化を抑えつつの調整。そしてそのRAWファイルからjpgやpngに書き出すことができます。しっかり「非破壊編集(元データを直接変更しない編集)」にも対応。

例えば、写真が暗くなっちゃった場合に露出を上げて明るさを持ち上げて~、違和感ない程度に色味を調整して~、的なことができます。

RAW現像・補正の例
ノイズ軽減と露出・彩度・色温度を補正

これはちょっと極端な例ですが、こういった補正が撮影後にできるのがRAW現像のいいところかなと思います。
もちろんそのへんもちゃんと考慮して撮影するのが一番いいのですが、撮ってから「ああもっと明るければ」ということもありますしね。にんげんだもの。

画像の編集

例えば、わたくしがたまにXに上げているこんなのとか

4in1
4枚の画像を1枚にしたやつ

こんなんが

layer
写真の上に諸々のせたやつ

作れます。

超ぶん投げな説明をすると、レイヤーを使った編集(合成・画像加工・文字入れなど)ができちゃいます。

使いこなせばメインの被写体を切り抜いて背景を合成したり、ぼかしやモザイクのようなエフェクトを追加したり、吹き出し素材と文字を入れてセリフをしゃべっているようにしたり…などなど、画像編集に関してはだいたいなんでもできます。

こんなイタズラとか。

画像編集例
いや、冗談ですよ…?

こんな感じの編集機能はPhotoshopやillustratorと遜色ないですね。
感触としては代替ソフトとして名前が挙がるGIMPやInkscapeよりも使いやすく、なんならPhotoshopやLightroomより操作感はすこです。個人的にはね。

賛否分かれそう気もしますが、Photoshop系機能とillustrator系機能が1つのソフト内でシームレスに切り替えれるのがいいですね。
Adobeもソフト間での連携はできますが、ソフト切り替えずに継続的に編集できるのは強いなと思います。

デザイン

写真関連からは外れますが、例えば何かしらのロゴだったり、バナーだったりのデザインができます。
イラスト描いたりもできるはず。

本サイトのロゴもAffinity Photo 2で作成したものです。

とさかLOGのロゴ
ほぼテキスト並べただけ

シェイプやベクター、フォントやフィルターなどなどを駆使してイチから自分でデザインするのが前提になりますので、だれでも手軽に!というものではないですが、アイディア次第で無限の可能性。
デザインテンプレートを選んで手軽にデザインするならCanvaをどうぞ!って感じで住み分けなんでしょうね。

もちろんモデラー名刺のデザインにも使えます。
名刺印刷で御用達の方もいるであろうラクスルさんがAffinity用の名刺やチラシのテンプレを配布してますので、使って、どうぞ。

Affinity用の印刷テンプレートを追加!(ラクスル)

Affinityはいいぞ

ということで、Affinityはいいぞおじさんと化したとさかでした。
他にも機能がありますが、紹介しきれないのでSNSを使ってるモデラーさんが使いそうな機能に絞ってざっくりご紹介。

細かいところを見ていけばAdobeのほうが優れている点もあります。
日本語縦書きとか、日本語縦書きとか…対応してるデザインツールって意外と無いんですよね…。
あとLightroomはRAW現像だけでなく写真の管理もできますし、AIを活用した機能を比べると圧倒的にAbobeに軍配。クラウドストレージもついてくるし、数千種類のフォントが使い放題だったり。

ただAdobe高いのよ、趣味で使うには。

Affinityが無料になったことで、PCを持ってる方なら気軽に試せるのが最大のメリットですね。
RAW現像試してみたいな、とか自由に画像編集してみたいな、と思ったことがある方は試してみてはいかがでしょうか。
iPad用のアプリも準備中の模様ですが、スマホ版の予定はなさそう。
まぁスマホ版Lightroomが無料だし、機能を考えれば出すメリット無いのかな。
(iPhoneの写真アプリでも補正はできるしね)

ちなみに、Canvaは決して怪しい企業ではないのでご安心を。
オンラインデザインツール「Canva」を開発したオーストラリアの企業で、そこが2024年にAffinity(元は英国Serif社)を買収し、今回の無料化につながったとのこと。
ツールとしてのCanvaもここ数年でかなり見かけるようになりました。もしかしたらお仕事で使ったことある方もいるかもしれませんね。

AffinityのDLはこちら(Canvaのアカウント作成が必要です)
https://www.affinity.studio/ja_jp/get-affinity

Affinity

なんで案件でもないのにAffinity布教してるのかって?
そりゃAdobeに苦しめられた経験があるからだよ。
今の寡占状態はホント良くない。
年々料金吊り上げやがって。

打倒Adobe。脱Adobe税。

ではまた。

ブログ

なかのひと

とさか

とさか

@tosaka_plamo

旬を逃し勝ちなモデラー。
2022年に美プラにハマり、順調に沼に沈んでいます。
コトブキヤのメガミデバイスをメインに制作・改造・塗装を行っています。
カメラはNikon Z5 + TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXDがメイン。
アイコンはJinさん(@64768840)に描いていただきました。