美少女プラモデル 開眼術 2026-02-15
そうだ 開眼、しよう。
と思い立ち、せっかくなので自己流の開眼の手順や使ってるツールなんかを記しておこうと思います。
今回で5回目の開眼チャレンジということもあり、なんとなく自分なりのやり方が確立できてきたような気がします。
先駆者様たちがブログや動画で紹介している方法を掻い摘んでミックスし、それを自分のやりやすい形にアレンジしたものなので、目新しいものは少ないと思いますが何かの参考になれば幸いです。
「開眼」とは?
美プラ界隈に身を置いている方ならおおよそご存じとは思いますが、一応前提として。
美プラのフェイスパーツの瞳部分に穴を開け、ドールアイなどの瞳を装着する改造のことを「開眼」と呼んでいます。
この改造のメリットとしては、
- 美しい瞳になる
- 視線の変更が可能になる
- 追視効果がある
といったところでしょうか。
同じフェイスでもドールアイの種類によって異なった個性が出たり、際立ったりしますね。
また、個人的には「無機物感」(メカっぽさ)を出したいときにも使いたくなります。
自分はめだまやさんや佐藤実験室さんのドールアイを使わせていただいています。
WAVEのHアイズにデカールを仕込む「Hアイズ化」という手法もありますが、こちらはやったことないので割愛。
とはいえ、穴を開ける工程までは同じと思います。
ツール類
自分が開眼に使っているものはこんな感じです。
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開眼するフェイスパーツ
まぁこれは必須ですね。今回はFAガール 轟雷改 Ver.2を開眼していきます。
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ドールアイ
まぁこれも(ry
今回はめだまやさん製のドールアイです。(昨年なごフェスでいただいたサンプル品)
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デザインナイフ
載せておいてなんですが、自分はあまり使いません。上手く扱える方ならスピードアップできると思います。
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ドリルビット
ゴッドハンドのドリルビットを使ってます。今回は1mmのみ使用。
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ピンバイス
こちらもゴッドハンドのショートパワーピンバイス。ドリルビットだけでなく、次のダイヤモンドビットも装着できます。
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ダイヤモンドビット
アルゴファイル製。よく使うのは左の1.7φの細いやつと右の丸4φと6φ。
リューター付属のビットなどより切削力が高く、かつ研磨跡があまり荒れないので重宝してます。メインウェポン。
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リューター
近所のホームセンターで買った安物です。充電式のほうがコードが邪魔にならず取り回しが良いです
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紙ヤスリ(#400~#600)
自分はタミヤを使ってますが、普段使っているもので良いと思います。
そして忘れちゃいけないひっつき虫。ドールアイの固定に使います。
ホームセンターの事務用品コーナー(画鋲とかあるところ)で売ってると思います。
開眼以外にも接着剤の代わりとしてミキシングやガレージキットの仮組に使ったりできるので、持っておくと何かと重宝します。
なんなら完成品にも使ったこともあります。
他、ピンセットやつまようじなんかがあると良いと思います。
また結構な粉塵が出るので、マスクや集塵機などで対策することを強くオススメします。
そして何より、フェイスパーツに穴を開ける覚悟と失敗を恐れない勇気を準備しておきましょう。
工程
1.アタリをつける
瞳の中心付近に穴を開けるアタリをつけます。…中心と言いつつ瞳孔につけちゃったのでちょっと内側に寄ってますが。
自分はデザインナイフを突き刺してグリッと少し彫りこんでます。
デザインナイフでなくても目打ちのようなツールでも良いと思います。
何気に一番勇気がいる工程。
せっかくのタンポ印刷が…という気持ちを乗り越えましょう。
2.ドリルビットで穴あけ
アタリをつけたところに1mmのドリルビットで穴を開けます。
わたくしはチキンなので1mmで止めますが、余裕があれば1.5~2mmくらいまでドリルで広げてもいいと思います。
トータルの作業時間が削減できますが、瞳の外側まで至ってしまうと元も子もないので慎重に。
3.リューターで薄く削る
ドリルで開けた穴を中心に、フェイスパーツの裏側からリューターで薄く削っていきます。
丸いダイヤモンドビットを装着し、削る→離して確認→削る→離す→…を繰り返します。
あまり長い時間削り続けると熱でパーツが溶けてしまうことがあるそうなので、焦らず徐々に削っていきます。
うっすら瞳のタンポ印刷が透けて見えるくらいを目安にパーツの厚みを落としていきます。
4.穴を広げる
ピンバイスに細いビットを装着し、穴を広げていきます。
穴にビットを挿入し、上下しながら削っていく感じ。
ある程度広がったら丸ビットで裏面を薄く削り、また穴を広げ…を繰り返します。
ここでは完全には削り切らず、まつ毛と瞳の間を若干残します。
これはかなり慎重なやり方だと思っています。
細ビットをリューターに装着して使ってもいいと思いますし、デザインナイフで広げていくのもいいと思います。
各々が使いやすいツール・やり方で良いと思いますが、余計な部分を傷つけたり、広げすぎるのが心配なので焦らずいきます。
5.紙ヤスリで削り込む
ここからは棒状に丸めた紙ヤスリで削っていきます。
ここで瞳の印刷部分は完全に削ってしまいます。
このあたりでドールアイを仮付けしてまぶたの厚みや全体のバランスを確認しながら調整します。
厚みが気になる場合は裏からリューターで削りますが、やりすぎると穴が広がってしまうので、慎重に。
6.整える
だいたいいいかな?となったら穴の境界を整えます。
高番手のヤスリを使ってもいいのですが、意外とつまようじがいい仕事をします。
表面にほどよいザラつきがあるため、まるで高番手の棒ヤスリのよう。丸いため曲線に沿っての磨きにも適しています。
7.反対の目にも同じ処理を施す
もう一回開けれるドン!
ということで反対の目も同じように処理します。
両目を仮付けしてみます。
今回黒い瞳を使ってることもあり、上まぶたの厚みが結構気になりますね。
理想としてはこれが目立たないところまで薄く削りこめばいいんですが、なかなか攻め込めないんですよね…。
8.まぶたの淵を黒く塗りつぶす
そこで取り出しましたるは、こちら。
コピックマルチライナー!
本来はイラストを描く方向けの水性ペンですが、細かいところのスミ入れなどにも使えます。
自分は0.03mmを使ってますが、この細さだとのっぺらフェイスの口のモールドに色を付けるときにピッタリです。
水性なので乾く前なら擦って消すことができ、修正も容易です。
ホームセンターではあまり見かけないかもしれませんので、文房具店や画材店を探してみてください。
自分は書店と文具店の複合施設で見つけて購入しました。(黒・茶・グレー・ピンク)
これでまぶたの淵を黒く塗りつぶします。ついでにまつ毛がヤスリで削れてしまった場合もこれで修正しておきます。
もちろん模型用の水性塗料やエナメル塗料で塗っても良いと思いますが、マルチライナーだと手軽さがダンチです。
9.装着
いよいよ装着…といっても開眼以外の作業もあるので一旦の仮付けですね。
穴のまわりにひっつき虫を仕込み、ドールアイを保持します。
穴のギリギリにひっつき虫を設置してしまうと表にはみ出してくることがあるので、調整しながら位置を決めましょう。
あとは瞳の位置や向きを調整して…
完成!
実際に頭部を組み立ててドールアイが他のパーツに干渉してズレたりしないか確認します。
今回は他パーツの調整の必要もなく収まりました。
FAガールはフェイスパーツ内の空間が広く、瞳も比較的大きいので初めて開眼チャレンジにオススメです。(キットによるかもしれませんが…)
メガミデバイスはフェイスが小さい分、瞳も小さい場合が多いので少し難易度が上がるかもしれません。
また朱羅・皇巫は頭部への接続ピン(上の四角いやつ)を除去する必要があるので工程が少し増えます。
さらにドールアイの形状によっては首のジョイント受けに干渉してしまうので、そっちも調整する必要があります。
今回使ったような半球のドールアイなら大丈夫なはず。
開眼、しようぜ!
いかがでしたか?(お、正しい使い方か?)
自分なりの美プラ開眼の工程をまとめてみました。
もちろんこれが最適解ということではなく、「ここはこうすれば、これを使えばいいよ」というアドバイスがありましたら是非教えてください。
美プラの中でも特に重要なフェイスパーツに穴を開ける、しかもタンポ印刷を損なうため勇気のいる改造ですが、これでしか得られない効果もあると思っています。
開眼にチャレンジしてみようという方のきっかけや何かの参考になれば幸いです。
ではまた。